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ブレゲ 3810 トランスアトランティック タイプXXI 自動巻 SS フライバック クロノグラフ メンズ
¥793,000 (税込)
商品詳細
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- ブランド/メーカー
- ブレゲ
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- 名称
- トランスアトランティック タイプXXI(21) フライバック クロノグラフ
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- REF/CAL
- ・REF.3810 *裏蓋に「3810」の表記があるので「REF.3810」としましたが、正式な型番は「3810ST/92/9ZU」でほぼ間違いないです。 ・CAL.584Q(レマニアベース) *ムーブメントの刻印は「CAL.582」です。初期のCAL.584は地板にキャリバー名の刻印はありません。また自動巻ローターはCAL.582のものを転用していたようです。そのような経緯からローターに「CAL.582」の表記があるのだと思います。尚、後の時代になるとローターにキャリバー名の刻印はなく、地板に刻印されています。
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- タイプ
- メンズ
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- 駆動方式
- 自動巻
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- 材質
- SS
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- 年式
- *2004年発売開始モデルです。いつまで製造されていたのか正確なところは分かりませんが、2021年でも販売されていたようです。この個体の製造年は不明ですが初期の製造になると思われます。
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- ケース径(リュウズ除く)
- 42mm(カタログ値) *ベゼル径の実測値は約43,3mmです。
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- ベルト
- 純正革ベルト/純正SS片開きバックル
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- 付属品
- なし
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- コンディション
- 中古A
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- 状態
- *多少の小キズが見られますが、比較的使用感の少ない印象の、きれいな中古です。
*ガラス風防にキズはありません。
*純正革ベルトは、比較的使用感の少ない印象です。
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- 保証
- 6ヶ月
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- 備考
- *グレー文字盤
*「グレー文字盤」がよく使われている表記ですが、より正確には「サンレイ仕上げのダークシルバー文字盤」といったところでしょうか。
*針、文字盤インデックス、ベゼルの12時位置の夜光はルミノバです。
*2004年の発売当初の定価は120万円前後であったと思われます。最後の方は180万円くらいだったかもしれません。
*丸みを帯びたサファイアガラス風防 クリック感のある両方向回転ベゼル ねじ込式リューズ スクリューバック
*100m防水仕様ですが、中古ですので「日常生活防水程度」の時計としての使用をお勧めします。メーカーコンプリートサービスを施せば本来の防水性能が保証されますが、革ベルトの時計ですので、その必要性は低いと思います。
*25石 インカブロック耐震装置 平ひげぜんまい スムースてんぷ トリオビス微動緩急調整機構 カム式 28,800振動 28,800振動 秒針(スモセコ)停止機能なし
*1954年にタイプXX(20)クロノグラフが発売されてから50周年になるのを記念して2004年に発売開始されたモデルです。いつまで製造されていたのか正確なところは分かりませんが、2021年11月時点でも販売されていましたので、たいへん息の長いモデルでした。
*一般的なクロノグラフとは多少、針の配置が異なっています。
*センター針によるクロノ秒針、別のセンター針による60分積算計、3時位置インダイアルによる24時間計(デイアンドナイト・インジケーター)、6時位置インダイアルによる12時間積算計、6時位置小窓による「日」表示、9時位置インダイアルによる永久秒針。
*時刻の読み取り易い時計です。60分積算計クロノグラフとしても視認性は良いです。24時間計やカレンダーの視認性も問題ありませんが、スモセコと12時間積算計の視認性は悪いです。
*センター針による60分積算計と24時間計(デイアンドナイト表示)が特徴的なクロノグラフです。クロノグラフのプッシュボタンのタッチは、かなり硬いです。フライバックも非常に硬くて、少し心配になるかもしれませんが、長年使われているムーブメントですので信頼性は問題ありません。ムーブメントの見た目はたいへん美しく仕上げられています。
*レマニアは多くのメーカーのベースムーブメントとして搭載されているイメージがありますが、CAL.584はブレゲ専用ですので、他のメーカーには供給されていません。
*CAL.584は1970年代前期に開発されたレマニアCAL.1340がベースになっています。1970年代のオメガなど、複数のメーカーのクロノグラフにおいて、レマニアCal.1340系のムーブメントの搭載例が見られます。
*レマニアCAL.1340をベースとしてブレゲCAL.584が開発された流れは概ね下記のようになると思います。
・1992年にレマニアはブレゲの子会社になりました。
・ブレゲの依頼を受けレマニアはCAL.1340をベースとしてCAL.582の開発に着手しました。開発についてはフライバック機能の追加など、FPジュルヌ氏が設立に関わったムーブメント開発会社THAが大きな役割を果たしました。
・1995年にはCAL.582を搭載したアエロナバル3800が発売されました。
・1999年にはブレゲの親会社インベストコープが、ブレゲをスウォッチグループに売却します。ブレゲもレマニアもスウォッチグループ傘下となりました。当時のレマニアはブレゲのムーブメント製造部門のような関係であったと思われます。
・レマニアは2004年発売予定の3810に搭載するムーブメントCAL.584の開発に着手します。CAL.584はCAL.582をベースに開発が進められました。この時FPジュルヌ氏の関与はありませんでしたが、FPジュルヌ氏の技術的土台が反映されているムーブメントと考えてよいと思います。尚、CAL.582の開発にFPジュルヌ氏が関与しているとは言っても、ベースがCAL.1340という制約の中でクライアントの要求に答える形で完成したムーブメントですので、FPジュルヌ氏が自らの理想を追い求めて設立した時計ブランドとしてのFPジュルヌとは異なるものと考えるのが適切と思われます。
・レマニアは2007年にブレゲに完全吸収されブレゲのムーブメント製造部門になりましたので、会社は消滅しました。レマニアという会社は消滅しても、その伝統はブレゲの中で現在も受け継がれているということだと思います。














