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ミネルバ ツーカウンタークロノグラフ SS 手巻 1940年代 メンズ
¥270,000 (税込)
商品詳細
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- ブランド/メーカー
- ミネルバ
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- 名称
- ツーカウンタークロノグラフ
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- タイプ
- メンズ
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- 駆動方式
- 手巻
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- 材質
- SS *ベゼルだけ若干、色味が異なりますので、ベゼルは「真鍮にクロムメッキ」かもしれません。1940年代の「ステンレス」は、当時としては、比較的新しくて高価な素材だったかもしれないので、腐食について問題が少ないと思われるベゼルは別の素材が使われていたということだったのかもしれません。
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- 年式
- おそらく1940年代
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- ケース径(リュウズ除く)
- 約32.5mm
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- ベルト
- 社外品革ベルト/社外品SS尾錠
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- 付属品
- なし
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- コンディション
- アンティークとしては中古A
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- 状態
- *年代相応の小キズや経年劣化が見られますが、たいへん良い雰囲気で古くなっていると思います。古い時計は、経年変化等で見苦しくなっているものもありますが、この個体は古さが味わい深さにつながっていると思います。年代を経た時計でなければ出せない雰囲気が感じられると思います。
*プラ風防は、年代を考慮すればクリアな状態です。
*スモセコと30分積算計の小さな針はブルースチールで、当時のままだと思います。赤いクロノ針はルーペで観察しますと古い時代に補修されているようです。肉眼では補修を感じさせない雰囲気です。長針と短針については夜光は当時のままのような気がします。古い時代に、部分的に補修されているかもしれません。長針と短針も肉眼では補修を感じさせない雰囲気です。
*針の夜光は適度に退色しています。明るい所から暗い所へ持っていくと、うっすらと光りますが、数分後には全く光らない状態になっていました。腕時計の夜光は、大まかに言って、新しいものは「ルミノバ」、古いものは「トリチウム」ですが、この個体は1940年代製造と思われますので夜光は「ラジウム」かもしれません。尚、文字盤に夜光は使われていません。
*古い時計のスナップバック式裏蓋は、緩くなってしまっている場合がありますが、この個体のスナップバック式裏蓋はしっかりと閉まります。また古い時計の風防は外れやすい場合がありますが、この個体の風防はガムテープを引っ付けて引っ張ってみても外れませんでしたので、現状ではしっかり付いているようです。
*社外品革ベルトは比較的使用感の少ない状態です。
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- 備考
- *シルバー文字盤
*針の夜光はラジウムかもしれません。腕時計の夜光の変遷について、ざっと調べてみたところ、古い時代は「ラジウム」、1960年代は「ラジウム」から「トリチウム」への過渡期、2000年頃から「ルミノバ」となるようです。
*プラ風防 スナップバック
*耐震装置 ブレゲひげぜんまい ちらねじてんぷ コラムホイール式 18,000振動 秒針(スモセコ)停止機能なし 30分まで計測可能なツーカウンタークロノグラフ
*裏蓋に「EDELSTAHL」の表記があります。「ステンレス」のドイツ語だそうです。
*ムーブメントは見た目に大変美しいです。当時のものとしては状態も良いです。古い時代の出来の良いクロノグラフムーブメントに共通することですが、プッシュボタンのタッチが心地よいです。スタート、ストップだけでなくリセットの感触も、とても良いです。軽やかな操作感は、機械への負担が少ない感じがします。出来の良いオールドクロノグラフムーブメントは、職人が手間暇かけてパーツを磨いたり、調整したりしていたのでしょうか。
*ミネルバ社は1858年創業の歴史ある時計メーカーでした。ムーブメントから自社生産できるスイスでも数少ないマニュファクチュール(自社一貫製造メーカー)だったようです。ミネルバ社は2006年にモンブラン社に買収されていますので、現在では新品でミネルバの時計を入手することはできません。しかしながらミネルバ社の伝統が消滅してしまった訳ではなく、モンブラン社内のミネルバ研究所として存続しているようです。2025年現在、モンブラン社のウェブサイトを見たところではでは、同社はミネルバをとても大切にしている印象を受けました。モンブランの高級ラインの時計については、ミネルバ主導で開発されているような気がします。尚、モンブラン社は1980年代にダンヒル社に買収され、そのダンヒル社は1990年代にリシュモングループに買収されていますので、現在のミネルバ研究所はリシュモングループの一員です。
*ミネルバ研究所がモンブランの時計開発を行なっているというのは分かりやすいのですが、同じリシュモングループのパネライのムーブメント開発にも携わっている場合があるようです。