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エベラール 100周年記念限定ツーカウンタークロノグラフ REF.31008 CAL.310-82 手巻 シルバー 1987年頃 メンズ
¥228,000 (税込)
商品詳細
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- ブランド/メーカー
- エベラール
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- 名称
- 100周年記念限定 ツーカウンタークロノグラフ
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- REF/CAL
- REF.31008 CAL.310-82
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- タイプ
- メンズ
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- 駆動方式
- 手巻
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- 材質
- シルバー(925)
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- 年式
- 1987年頃
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- ケース径(リュウズ除く)
- 約38mm
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- ベルト
- 社外品革ベルト/社外品SS尾錠
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- 付属品
- なし
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- コンディション
- 中古B
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- 状態
- *ぱっと見の印象は、「1940年代の時計としては中古A-」といった雰囲気なのですが、実際は1987年頃の意外と新しいモデルです。ケースの変色や、陶製文字盤の割れや欠け、を考慮すると「中古B-」といったところでしょうか。しかしながら、このモデルの場合は、ケースの変色や、文字盤の割れや欠けが、古い時計のような雰囲気を醸し出していると解釈することもできるので「中古B」としました。尚、機械の調子は良好です。
*特に気になるような打ちキズ等はありませんが、全体的に小キズが多めです。黒ずみが見られますが、シルバー製なので、やむを得ないものです。銀専用磨き布で磨けば、比較的簡単に綺麗になりますが、ラグの付け根等、細かなところまで綺麗に磨くのは意外と大変かもしれません。また、磨いても年月を経ると黒ずんできますが、エイジングを楽しむものと割り切ったほうが良いのかもしれません。
*プラ風防はクリアな状態です。
*陶製文字盤は十分に鑑賞に堪える状態だと思いますが、詳細に観察しますと、割れ、欠け、ヒビが見られます。9時位置付近の縁に地が見えている部分があります。この部分が気になるか、ならないかについては、人それぞれだと思いますが、思ったよりは気にならないと思います。
*オールドムーブメントが搭載されていますが、ケーシングは1980年代ですので、ムーブメントは綺麗な状態です。
*蝶番式の二重の裏蓋について、内側の蓋はしっかり閉まるのですが、外側の蓋は締まりが甘いです。実用上は特に問題はないと思います。
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- 保証
- 6ヶ月
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- 備考
- *陶製白文字盤
*プラ風防 二重の蝶番式裏蓋
*21石 インカブロック耐震装置 平ひげぜんまい スムースてんぷ コラムホイール式 18,000振動 秒針(スモセコ)停止機能なし 30分迄計測可能なツーカウンタークロノグラフ
*オールドクロノグラフムーブメントらしく、プッシュボタンのタッチは心地よい感じです。
*1887年、スイスのヌーシャテルで創業したエベラール社が、100周年記念限定で発売したモデルです。100周年ですので1987年ということになりますが、ざっと調べてみたところ1985年の保証書付の個体が存在するようですので、1987年に向けて1985年頃から販売が開始されたモデルということかもしれません。
*エベラールは比較的、小規模なメーカーと思われますが、ここまで気合の入った復刻モデルは、大手メーカーでも、なかなか見ないと思います。シルバー製ケースは変色しやすいためか、現在ではあまり使われないのですが、エイジングを楽しむには良いかもしれません。コストのかかる陶製文字盤は現在では、ほとんど見られないものです。オールドクロノグラフムーブメントを搭載した復刻モデルもほとんど見ないと思います。
*シルバー製ケースの変色や陶製文字盤の割れや欠けが、古い時計のような雰囲気を、より一層高めているのかもしれませんが、長い年月の使用に耐えて、現在も生き残っている1940年代ヴィンテージウォッチのような雰囲気が感じられると思います。1987年頃の時計には見えないと思います。ムーブメントも、オールドムーブメントが使われているのですが、1940年代のような外観に比べると、少し後の時代のムーブメントが搭載されています。このモデルに搭載されているCAL.310-82が、いつ頃のムーブメントなのかは、よくわかりませんが、見た目の印象としては1966年頃から1972年頃のムーブメントといったところでしょうか。
*この復刻モデルの元になったモデルについては、特定のモデルというよりは、特定の年代のモデルをモチーフにしたものかもしれません。ざっと調べてみたところ、元のモデルについては、1919年、1930年代、1940年代といった見解があるようです。ぱっと見の印象は1940年代でしょうか。時計のスタイルとしてみた場合は1920年前後のスタイルでしょうか。蝶番式の二重の裏蓋は懐中時計の名残が感じられます。1920年前後の腕時計は、小さな懐中時計を腕時計に転用したような雰囲気のものが多く、丸みを帯びたケースが特徴的だと思います。ケースのヒンジやリップは、デザインというよりは必然的なものですが、重要なアクセントになっていると思います。当時はワイヤーラグが主流だったと思いますが、このモデルは通常のラグです。しかしながら、ラグを小さくするなどの工夫により、ワイヤーラグ式の腕時計にも通じる雰囲気を醸し出すことに成功していると思います。
*この1987年復刻モデルを眺めていると、なんとなくフランクミュラーのラウンドクロノグラフに似ている気がしますが、エベラールの方が先です。1920年頃のエベラールで、この復刻モデルによく似たモデルが存在します。また、この復刻モデルは1987年頃のものですが、メーカーとしてのフランクミュラーは1992年からです。時計師としてのフランクミュラーは古い時計の修復に携わっていた時期がありますので、過去のすぐれた作品のデザイン要素を再解釈し、自らの作品に取り入れていったのでしょうか。
*REF.31008によく似たモデルにREF.36108(ツーカウンタークロノ)やREF.36008(3カウンタークロノ)があります。他にもよく似たモデルが存在するようです。REF.36008はオメガスピマス手巻のベースムーブメントとして有名なレマニア1872(カム式 21,600振動)が搭載されています。100周年復刻REF.31008が一番気合の入ったモデルと思われますが、よく似たモデルと比べてみるのも良いかもしれません。よく似たモデルのケースの材質はシルバー(925)または、シルバー(925)に金メッキです。